皆さんは『シルバーマーク』と聞いて 何を思い浮かべますか?
高齢者が車を運転する際に付ける 『高齢運転者標識』 でしょうか。
75歳以上の方が運転する車両に表示するよう
道路交通法で義務付けられている、あのマークですね。
しかし・・・
シルバーマークはこれだけではないんです。
『シルバーサービス振興会』という機関が設置している
『シルバーマーク制度』をご存知ですか?
『シルバーサービス振興会』とは 厚生労働省の公益法人で、
シルバーサービスの質と向上と 健全な発展を図ることを目的に設立されました。
ご覧になったこと、ありませんか?
このマークは、高齢者向けに良質なサービスや商品を提供する
民間事業者に対して交付されます。
現在
●訪問介護
●訪問入浴介護
●福祉用具貸与
●福祉用具販売
●在宅配食
の5サービスで認定を受けています。
法的な規制はありませんが、様々な観点から審査され
介護保険の認定基準を上回る 厳しい基準をクリアしなければ認定されません。
ですので、利用者が事業者を選択する際に心強い目安となります。
今後介護等を利用する機会がありましたら、
是非このマークを探してみてくださいね!
毎年政府が国会に提出している 『高齢社会白書』。
先月 平成22年版が公表されました。
内容は、「高齢化の状況や政府が講じた高齢社会対策の実施状況、
また、高齢化の状況を考慮して講じようとする施策について」 とあります。
なにやら難しそうに聞こえますが、
この中から住宅に関する項目をご紹介したいと思います。
**************60歳以上の方に聞きました**************
【住宅の満足度】
現在の住宅に 「満足」 「ある程度満足」 を合わせて89.3%
【虚弱化時に望む居住形態(複数回答)】
1位:現在の住宅にそのまま住み続けたい 37.9%
2位:現在の住宅を改造し 住みやすくする 24.9%
*********************************************************
現在の住まいに愛着を感じていることが伝わりますね。
また 『事故情報』 の項目では
高齢になればなるほど、敷地内を含む住宅での事故の割合が
高くなるという結果が出ました。
家庭内事故時の場所では 「居室」や「階段」 の割合が高く、
行動では 「歩いていた(階段の昇降を含む)」 が最も多いそうです。
床に物を置かないようにするなど、
歩くスペースをなるべく広くできると良いですね。
高齢になると外出が減り、家で過ごす時間が増える為
家庭内事故も増えてしまうのかもしれません。
愛着のある我が家が 安全で快適であって欲しいものです。