2度にわたり取り上げた日本経済新聞の記事、『シニア世代 自宅を生かす』。
前回は「住み続ける→リフォーム」についての内容でした。
今回は「住み続けない→住み替え」についてご紹介します。
【住み替え編】
住み替えをするにあたり、まず必要になるのが
自宅を売るのか貸すのか、という選択です。
新居購入資金を一度に確保するなら売却が良いですし、
資産として残したい場合は貸す選択となります。
ただし、それぞれリスクもあります。
【売却する場合】
●希望価格で売却できない場合がある
●売却までの期間が見通せない
●売却前の測量や納税などのコストがかかる
【賃貸する場合】
●借り手が見つからない場合がある
このようなリスクを理解したうえで、
様々な条件を検討して判断されると良いでしょう。
記事では賃貸の空室対策として
「移住・住みかえ支援機構(JTI)」が提供する
「マイホーム借り上げ制度」を紹介しています。
家賃は相場より安くなってしまいますが、
空室時には85%程度を保証してくれるそうです。
ホームページではしくみや実例などがわかりやすく説明されていますので
ご興味がありましたらご覧になってみてください。
「移住・住みかえ支援機構」のホームページはこちら↓
http://www.jt-i.jp/
シニア世代の自宅の活用方法については、このブログでも何度か取り上げています。
よろしければぜひご覧ください。
「住み替えで老後資金を確保」 http://setagayaku.jp/blog/?p=287
「住み替えで老後資金を確保 part2」http://setagayaku.jp/blog/?p=289
「住み替えで老後資金を確保 part3」 http://setagayaku.jp/blog/?p=290
「老後資金を確保 リフォーム編」http://setagayaku.jp/blog/?p=295
「老後資金を確保 リフォーム編part2」http://setagayaku.jp/blog/?p=297
「住み替えという選択」 http://setagayaku.jp/blog/?p=308
前回に続き、日本経済新聞で特集されていた
『シニア世代 自宅を生かす』という記事をご紹介します。
まずは【リフォーム編】から。
家庭内の不慮の事故で無くなる人は交通事故死より多く、
65歳以上がその8割を占めるそうです。
記事にはありませんが、事故の内訳は転落や転倒が多く
場所別でみると居室や階段で多く発生しています。
手すりの設置などの簡単なリフォームを行うことで
防止できたのではないかとあらためて考えさせられます。
記事ではリフォームの「内容」「費用」「業者選び」について掘り下げています。
内容で多いのは、水回りの最新設備への交換や部屋の断熱性を高める工事とのこと。
浴室のリフォーム総額は150~200万円程度、など
大まかな費用の目安も紹介されていました。
シニア世代のほとんどは費用を自己資金で賄っているそうですが、
手持ちのお金が不足する場合は、リバースモーゲージ型の
リフォーム融資の利用も一案としています。
このブログでも以前ご紹介していますので、参考になさってください。
以前の記事はこちら↓
http://setagayaku.jp/blog/?m=201307
また信頼できる業者選びに迷う人に、
「住宅リフォーム推進協議会」のアドバイスとして
●自治体の窓口で紹介してもらう
●国土交通省が採択した事業者選択サイトの活用
の2つの方法を紹介しています。
「国土交通省が採択した事業者選択サイト」のうち
「リフォーム評価ナビ」には弊社の別部門『世田谷建築工房』も登録しています。
よろしければぜひご覧ください。
リフォーム評価ナビのサイトはこちら↓
http://www.refonavi.or.jp/
次回は【住み替え編】をご紹介したいと思います。
先日の日本経済新聞に、2回にわたり
『シニア世代 自宅を生かす』という記事が掲載されていました。
「若いころから住んできたマイホームもやがては古くなり、
生活スタイルに合わなくなる。その自宅に住み続けるか否かが、
老後のライフプランを左右する。」と前置きしたうえで、
前編では「住み続ける→リフォーム」について、
後編では「住み続けない→住み替え」について
上手な自宅の活用方法を軸に据えた特集がされています。
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内閣府が60歳以上に実施した住宅と生活環境に関する調査によると、
「体が弱ったとき、住まいをどうしたいか」の質問に対し
「現在の家に住み続けたい」と回答した人が6割以上を占めたそうです。
「愛着ある自宅に住み続けることを望む人は多い」ということですね。
ちなみに現在の家以外で希望する場所としては、
「有料老人ホームなどの施設」「ケア付き住宅」
「子や親戚の家」等が挙がっています。
記事の詳細については、次回ご紹介したいと思います。