前回に続き空き家のお話です。
前回は劣化した建物が解体に至った話でした。
このような建物は、破損した建材が近隣に被害を与えるだけでなく
不法占拠やゴミの不法投棄など、周辺環境の悪化につながります。
また、放火でもされたら甚大な影響を及ぼす原因となりかねません。
一日でも早い解体をお願いしたいものです。
では、まだ十分に活用できる建物はどうでしょうか。
このブログでも、国や自治体の様々な取り組みをご紹介してまいりました。
たとえば…
【国土交通省の対策】
◆民間賃貸を活用した住宅セーフティネット→ http://setagayaku.jp/blog/?p=253
◆中古住宅の賃貸借ガイドライン→ http://setagayaku.jp/blog/?p=326
【世田谷区の対策】
◆近隣住民のコミュニティづくりに活用→ http://setagayaku.jp/blog/?p=244
◆ 空き家等地域貢献活用モデル募集→ http://setagayaku.jp/blog/?p=303
次回は、郊外の空き家活用の取り組みをご紹介します。
今朝のテレビ番組で、大田区が所有者に代わり
空き家となったアパートを解体するというニュースが流れていました。
かなり老朽化した建物で、はがれた屋根材がなどが強風にあおられて
近隣の建物を破損させる、といった被害が相次いでいたようです。
大田区は5年にわたり所有者に改善するよう求めていましたが
一向に応じる気配がなかったため、代執行に踏み切ったとのことでした。
大田区は昨年『空き家の適正管理に関する条例』を制定し
今回の解体はこの条例に基づくものです。
大田区によれば、解体の代執行は都内で初めてとのこと。
テレビで報道される程のニュースとなったのも肯けます。
ただし、今回の解体について所有者は納得しておらず
裁判沙汰になりそうな気配・・・
番組出演者の発言には、空き家であっても残しておくと
固定資産税が安くなるというメリットがあるため
解体に踏み切れない理由となっている、
税制上の改革が必要ではないか、といったご意見もありました。
税などの問題についてはこのブログでも取り上げていますので
よろしければご覧ください。
→ http://setagayaku.jp/blog/?p=250
確かに一朝一夕に解決する問題ではなく
住民が自治体を、自治体が国を動かして
根本的な解決につなげていく必要があると感じました。
とはいえ、今回の出来事は空き家対策の
大きな一歩であったことは間違いないでしょう。
空き家の問題についてこのブログで何度も触れてきた弊社としては
嬉しいニュースとなりました。
以前の空き家関連の記事はこちら↓
http://setagayaku.jp/blog/?p=326
シニアスのホームページをご覧くださいましてありがとうございます。
おかげさまで順調にご依頼をいただき
新規工事とお見積もり書作成に、お時間がかかる状況が続いております。
お急ぎのお客様にはご希望に沿えず誠に申し訳なく、お詫び申し上げます。
現在のところ、以下のような状況でございます。
【お見積書作成のための現地調査】 6月中旬~
【お見積書の提出】 工事箇所を拝見した後1週間程度
【工事開始】 6月下旬~
私共を信頼しご依頼くださいましたこと、深く感謝申し上げます。
これからもシニアスをよろしくお願い致します。