引き続き「民泊」のお話です。
民泊の定義は特にないようですが、最近の使われ方をみると
自宅の空き室などを宿泊用に有料で貸し出すことを指すようです。
2008年に設立されたアメリカの空き部屋仲介サイトなどを通じて
海外では普及している宿泊方法で、
最近になって日本でも知名度が増してきました。
ビジネスとして拡大し、利用者に喜ばれる一方
様々な問題も発生しています。
【メリット】
●ホテル不足を補う
●安く利用できる
●国際交流の場となる
●外国人にとって、日本の生活を体験できる
●空家・空き部屋を有効に利用できる
【デメリット】
●災害時や衛生面などに対応していない施設がある
●近隣住民にとって、迷惑行為や不安材料になる
●犯罪に利用される可能性がある
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日本の宿泊施設は旅館業法などにより基準が定められていますが、
民泊は法的な位置づけが曖昧なまま急速に広がっていて
多くは許可を受けずに営業しているのが現状です。
様々なトラブルが表面化してきた事態を受けて、
一定の要件で「民泊」を認定する制度が始まりました。
次回は制度の詳細をご紹介したいと思います。