先日「池上彰のニッポン先取り」という番組で、
空き家が取り上げられていました。
2033年には、全国の空き家が30%を超えると
予想されるデータがあるそうです。
2007年の夕張市や2013年の
アメリカ・デトロイト市の実例を挙げて、
30%を超えると自治体が財政破綻すると言われていると
説明されていました。
そんな中、番組で紹介されていたのが以下の活用法です。
◆空き家でエンターテイメント
都心に近く駅からも近い一戸建て物件をお化け屋敷にリフォーム。
完全予約制で1人2500円と安くはないのに、
リアルで怖いと口コミで話題となり、
1か月1000人が利用する人気となっているとのこと。
他にも、水族館やオペラハウスなどに活用している事例があるそうです。
◆街ごとホテル
大阪中心地から少し離れた西九条という街。
点在する空き家をホテルの客室に改装し、現在13室が稼働中。
2~8人で利用して、一人当たり約6000円。
外観にはあまり手を加えず、内装をそれぞれ違うコンセプトで
1000~2000万円かけてリフォームし、
子連れファミリーや外国人観光客に好評だそうです。
地元の銭湯を無料で利用できたり
地元のスナックが朝食会場となっているなど、
街をあげての協力を得ることができ
お荷物だった空き家が街に活気を与えていました。
◆地方創生
徳島県神山町は以前は空き家だらけでさびれた町でしたが
空き家をオフィスにリフォームして企業を誘致したところ
自然に囲まれて仕事をしたい若い起業家に人気となったそうです。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
このブログでも何度も空き家対策について
国や自治体などの様々な取り組みを紹介してまいりました。
よろしければ過去の記事をご覧ください。
https://setagayaku.jp/blog/?p=492